細菌性髄膜炎は赤ちゃんの病気?
1歳前後の赤ちゃんがかかりやすい4歳ごろまでは危険年齢
細菌性髄膜炎(さいきんせいずいまくえん)にもっともかかりやすいのは、病気とたたかう力[免疫力]がまだ未熟な生後6か月から2歳くらいまでの小さな子どもです。でも、生後2か月になったらワクチンを接種することができます。細菌性髄膜炎は年齢とともにかかりにくくなりますが、5歳ごろまでは危険年齢といえます。
細菌性髄膜炎にかかった子どものうち、約半数がもっとも免疫力の弱い0歳児のため、早めの予防がのぞまれます。また、細菌性髄膜炎は4歳ごろまでが危険年齢で、5歳を過ぎるとかかりにくくなりますが、肺炎球菌(はいえんきゅうきん)が原因の場合は5歳以上でもかかる例があります。

細菌性髄膜炎は、生後2か月からワクチンを接種して予防しましょう。おそくとも6か月までには接種をはじめましょう。
標準的なスケジュールは生後2か月から6か月に接種を開始しますが、7か月を過ぎても接種ができます。接種スケジュールは接種開始時期によって異なりますので、くわしくはかかりつけの先生にご相談ください。
監修:川崎医科大学 小児科学 主任教授
中野 貴司 先生
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2023年7月作成 PRV45N008A