HAPPY 1ST
ANNIVERSARY
1歳記念日は予防接種の
チェック時期
未来につながる 1st Anniversary
1歳の予防接種にまつわる子育てストーリーをTwitterで人気の
イラストレーター倉田けいさんがママ目線の漫画で紹介


イラストレーターで1児の母。著書に、妊娠・出産・0歳育児をまとめたコミックエッセイ『365日アカチャン満喫生活』(KADOKAWA)他多数。日々考えたことや感じたことを漫画にするのが趣味。
「守られていく」編


「久しぶりの予防接種」編


「1st Anniversary」の、その前に。。。忘れないで!
1歳の予防接種
クイズは全5問!ママ&パパでチャレンジ!


5か月目までのワクチンラッシュが落ち着いたと思っていたら、
忘れたころにやってくる1歳の予防接種。クイズに答えて正しい知識を身につけよう。
監修:長崎大学 小児科 教授 森内浩幸先生

同時に接種できるワクチンの本数に制限はないの?
- A:制限がある
- B:制限はない

予防接種を受けたあと気をつけることは特にない?
- A:特にない
- B:気をつけることがある
正解は「気をつけることがある」
特に接種後30分間は、注意深い観察が必要。正解は「気をつけることがある」特に接種後30分間は、注意深い観察が必要。非常にまれではあるものの、ワクチン接種後にショックやアナフィラキシーと呼ばれる重いアレルギー反応(じんましん、呼吸困難、嘔吐、さらに重症の場合は血圧低下や意識障害などの全身症状を伴う)が起こることがあります。特に接種後30分間は注意深く観察する必要があるため、病院で様子を見るか、医師とすぐに連絡が取れる状態を心がけましょう。もし発熱や注射部位の腫れが続く場合は、ワクチンを打った医療機関に相談してください。また接種当日は激しい運動は避け、注射部位をこすらないようにしましょう。そのほかは、いつも通りの生活で構いません。入浴もOKです。

1歳になったタイミングで、受けさせておいてあげたい予防接種は何種類ある?
- A:2種類
- B:4種類
- C:6種類
正解は「6種類」
1歳になったときに推奨されている予防接種は、「ヒブ」「小児用肺炎球菌」「四種混合」ワクチンの4回目と、「MR」「みずぼうそう」「おたふくかぜ」ワクチンの1回目です。

小児用肺炎球菌ワクチンは0歳の時に必要な回数を打っておけば、効果は十分?
- A:十分
- B:十分ではない
正解は「十分ではない」
1歳時の追加接種を受けることで、免疫力が長続きします。免疫が未発達な子どもは、0歳の時の接種だけでは段々免疫が薄れていきます。肺炎球菌が起こす重い病気、例えば「敗血症」や脳や脊髄を包む髄膜の奥にまで入り込んで起こる「細菌性髄膜炎」を予防するためには、1歳を過ぎてからの追加接種を受けることで得られる、長く持続する免疫力を付けることが大切です。

1歳で受ける予防接種は、ほとんどが公費負担の対象となっている?
- A:なっている
- B:なっていない
正解は「なっている」
1歳で受けておきたいワクチンは、その多くが定期接種に分類されており、ほとんどの地域で無料で受けることが可能です。ただし、「おたふくかぜ」のワクチンについては、任意接種にされているので、接種費用は原則、自己負担となります。自治体によっては任意接種のワクチンにも、費用の助成を出している所もありますので、詳しくはお住まいの自治体からの情報をご確認ください。
お子さんの年齢が
〜2か月

一般的に推奨されている予防接種は、まだありません。
生後2か月のワクチンデビューに備えて、ワクチン啓発団体などが提供している予防接種のスケジューラーアプリを登録しておきましょう。ワクチンの打ち忘れを防いだり、前もって同時接種の予定を入れたりするのに役立ちますよ。
※B型肝炎ウイルス抗原陽性のお母さんから生まれたお子さんについては、B型肝炎ウイルスワクチンについて、医師にご相談ください。
- *ワクチンの接種に際しては、必ず接種医の指示に従ってください。
- *日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール2021年3月24日版を参照
お子さんの年齢が
2〜3か月

B型肝炎、ロタウイルス、ヒブ、⼩児用肺炎球菌、四種混合、生後2か月は4種類、3か月は5種類の接種が推奨されています。
- 生後2か月
- 「B型肝炎」ワクチン1回目
- 「ロタウイルス」ワクチン1回目
- 「ヒブ」ワクチン1回目
- 「⼩児用肺炎球菌」ワクチン1回目
(同時接種も可能/公費負担)
- 生後3か月
- 「B型肝炎」ワクチン2回目
- 「ロタウイルス」ワクチン2回目
- 「ヒブ」ワクチン2回目
- 「⼩児用肺炎球菌」ワクチン2回目
- 「四種混合」ワクチン1回目
(同時接種も可能/公費負担)
- *ワクチンの接種に際しては、必ず接種医の指示に従ってください。
- *日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール2021年3月24日版を参照
お子さんの年齢が
4〜5か月

ロタウイルス、ヒブ、⼩児用肺炎球菌、四種混合、BCG。生後4か月は4種類、5か月は2種類の接種が推奨されています。
- 生後4か月
- 「ロタウイルス」ワクチン3回目
- 「ヒブ」ワクチン3回目
- 「小児用肺炎球菌」ワクチン3回目
- 「四種混合」ワクチン2回目
(同時接種も可能/公費負担)
- 生後5か月
- 「四種混合」ワクチン3回目
- 「BCG」ワクチン
(同時接種も可能/公費負担)
※ロタウイルスワクチンは、2回接種と3回接種の2タイプがあります。
詳しくはこちらをチェック- *ワクチンの接種に際しては、必ず接種医の指示に従ってください。
- *日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール2021年3月24日版を参照
お子さんの年齢が
6〜7か月

- *ワクチンの接種に際しては、必ず接種医の指示に従ってください。
- *日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール2021年3月24日版を参照
お子さんの年齢が
8〜9か月

生後4〜7か月までに推奨されている予防接種をまだ受けていない場合は、すぐに医療機関に相談しましょう。
詳しくはこちらをチェック- *ワクチンの接種に際しては、必ず接種医の指示に従ってください。
- *日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール2021年3月24日版を参照
お子さんの年齢が
10〜11か月

生後4〜9か月までに推奨されている予防接種をまだ受けていない場合は、すぐに医療機関に相談しましょう。
詳しくはこちらをチェック- *ワクチンの接種に際しては、必ず接種医の指示に従ってください。
- *日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール2021年3月24日版を参照
お子さんの年齢が
1歳

ヒブ、⼩児用肺炎球菌、四種混合、MR、みずぼうそう、おたふくかぜ。
1歳になったら打ちたい6つのワクチン。
- 1歳
- 「ヒブ」ワクチン4回目
- 「小児用肺炎球菌」ワクチン4回目
- 「四種混合」ワクチン4回目
- 「MR」ワクチン1回目
- 「みずぼうそう」ワクチン1回目
- 「おたふくかぜ」ワクチン1回目
(同時接種も可能/「おたふくかぜ」は原則、自己負担。自治体によっては接種費用の助成あり)
- 1歳3か月
- 「みずぼうそう」ワクチン2回目(公費負担)
数か月間ブランクが空くため、忘れがちな1歳の予防接種。
多少時期が遅れてしまっても、接種するよう心がけて。
- *ワクチンの接種に際しては、必ず接種医の指示に従ってください。
- *日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール2021年3月24日版を参照
お子さんの年齢が
2歳以上

3歳は日本脳炎、5歳か6歳(小学校入学1年前)はMR。毎秋のインフルエンザワクチンの接種もお忘れなく。
- 3歳以降
- 「日本脳炎」ワクチン
(3歳時に2回、4歳時に1回、9歳時に1回/公費負担)
- 「日本脳炎」ワクチン
- 5歳か6歳(小学校入学1年前)
- 「MR」ワクチン2回目(公費負担)
- 毎秋
- 「インフルエンザ」ワクチン
(原則有料。自治体によっては接種費用の助成あり)
- 「インフルエンザ」ワクチン
- *ワクチンの接種に際しては、必ず接種医の指示に従ってください。
- *日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール2021年3月24日版を参照
2023年7月作成 PRV45N008A
正解は「制限はない」
1歳のタイミングで推奨されている予防接種は、すべて同時に接種できます。同時接種によって副反応が重くなるという報告はありませんから、ご安心ください。同時に接種すればワクチンの打ち忘れを防げるほか、親御さんの病院に通う手間や交通費などを節約することができます。
単独接種と同時接種、どちらがよいかは医師と相談して決めるといいですね。