肺炎球菌ってなに?
肺炎球菌は、子どもの細菌感染症の二大原因のひとつ
肺炎球菌というのは、子どもの感染症の二大原因のうちのひとつの細菌です。
まわりを莢膜(きょうまく)というかたい殻におおわれた菌で、人間の免疫が攻撃しにくい構造をしています。なかでも小さい子ども、特に赤ちゃんのうちは、まだこの細菌に対する抵抗力がありません。このため、細菌性髄膜炎など症状の重い病気をおこしたりします。
カゼやインフルエンザにかかった後に、肺炎をおこしたり、中耳炎にかかりやすくなることはありませんか? このようなときも肺炎球菌が悪さをしていることがあります。
肺炎球菌の写真
監修:国立がん研究センター 中央病院感染症部 感染制御室 岩田 敏 先生