細菌性髄膜炎は、赤ちゃんの病気?

監修:川崎医科大学小児科学 中野貴司先生

1歳前後の赤ちゃんがかかりやすい。4歳ごろまでは危険年齢

細菌性髄膜炎(さいきんせいずいまくえん)にもっともかかりやすいのは、病気とたたかう力(免疫力)がまだ未熟な生後6か月から2歳くらいまでの小さな子どもです。でも、生後2か月になったらワクチンを接種することができます。細菌性髄膜炎は年齢とともにかかりにくくなりますが、4歳ごろまでは危険年齢といえます。

細菌性髄膜炎の年齢別発症数

細菌性髄膜炎の年齢別発症数:かかった子どもの約半数が0歳児、発症の多くは5歳未満。肺炎球菌は、5歳以上でも発症例あり。

グラフは、2007年1月から2009年12月の3年間にわたり、小児における侵襲性細菌感染症のサーベイランス調査を全国多施設共同研究により実施した結果をまとめたものです。研究代表者 神谷齊:厚生労働科学研究費補助金 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究事業「ワクチンの有用性向上のためのエビデンス及び方策に関する研究」


 

細菌性髄膜炎にかかった子どものうち、約半数がもっとも免疫力の弱い0歳児のため、早めの予防がのぞまれます。また、細菌性髄膜炎は4歳ごろまでが危険年齢で、4歳を過ぎるとかかりにくくなりますが、肺炎球菌(はいえんきゅうきん)が原因の場合は5歳以上でもかかる例があります。

細菌性髄膜炎は、生後2か月からワクチンを接種して予防しましょう。おそくとも6か月までには接種をはじめましょう。*

*標準的なスケジュールは生後2か月から6か月に接種を開始しますが、6か月を過ぎても接種ができます。接種スケジュールは接種開始時期によって異なりますので、くわしくはかかりつけの先生にご相談ください。