予防接種・ワクチンの基礎知識 幻のノーベル賞。「抗体」を発見したのは、日本人研究者だった。

明治の半ば、予防医学を志し、海を渡ったひとりの日本人研究者がいました。

その名は、北里柴三郎。彼はドイツに留学し、ロベルト・コッホのもとで学んでいたベーリングとともに、破傷風菌の研究に取り組んでいました。
そこで彼は、世界で初めて、破傷風菌の培養に成功しました。破傷風菌は空気があると増えにくい性質を持つため、培養はきわめて難しかったのです。

幻のノーベル賞。「抗体」を発見したのは、日本人研究者だった。

彼は、さらに面白い現象を発見しました。
破傷風菌をウサギに注射すると、破傷風になります。しかしその原因は、菌そのものではなく菌が出す毒素だということを発見したのです。
さらに無毒化した破傷風毒素を注射したウサギは病気にならず、そのあと致死量の破傷風菌を投与しても破傷風を発症しませんでした。

つまり、毒素を血液中に入れることで、毒素の働きを抑えるものがつくられたのです。
これが「抗体」の発見です。 病原菌の成分を接種することで、病原菌に対する「抗体」がつくられることが明らかになったのです。 当時は、毒素に抵抗するものとして「抗毒素」と呼ばれていました。

北里と共に破傷風菌の研究をしていたベーリングは第一回のノーベル賞受賞者となりますが、北里は受賞しませんでした。その理由は定かではありませんが、彼の偉大な発見は、ワクチンの発展に大きく貢献し、今日、多くの人々の命を救っています。

もっと知ってください、ワクチンのこと。

監修:北里大学北里生命科学研究所
ウイルス感染制御学研究室 教授 中山哲夫先生

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