病気から子どもを守る

監修:聖路加国際病院 小児総合医療センター 細谷亮太 先生
子どもと発熱

子どもの病気の症状としてもっとも多いのが発熱です。ここでは、子どもと発熱の関係についてみていきましょう。

  • 子どもと発熱 Part 1
  • 子どもと発熱 Part 2
  • 子どもと発熱 Part 3
子どもの平熱を知っておきましょう

子どもは大人にくらべて体温が高いので、「熱がある」という状態は一般的に37度5分以上をさします※が、子どもの体温は1日のうちでも変化がはげしいもの。子どもの平熱を把握した上で、平熱より5分高ければ発熱の疑いがあり、1度高ければ発熱しているといえるでしょう。かぜでも40度の高熱になることもあります。

※年齢や個人差によってもことなります

子どもの平熱のはかり方
  • 1.1日のうちでも変動があるので朝・昼・晩の平熱を知っておく(朝は低く、夕方~夜は高め)
  • 2.大体同じ時間、からだの同じ場所(脇の下か首)、同じ方法ではかる
  • 3.泣いたり食事の直後は体温が高くなるため避ける
熱の高さよりも全身の状態をチェックしましょう

子どもは体温調節機能が未熟なため、重くない病気でも40度くらいの高熱が出ることがよくあります。そんなときは子どもの機嫌や顔色、食欲など、発熱以外にどのような症状があるかを観察しましょう。

ただし、生後3か月以内の赤ちゃんが発熱している場合は、症状が急変することもあるのですぐに病院へ行きましょう。

Column 「智恵熱」はある?ない?

医学的に、「智恵熱」という熱はありません。子どもの知能がグンと発達してくるのが、お母さんからもらった免疫がなくなる生後6か月ぐらいのころ。そこで、ちょうどこの時期に子どもが熱を出したとき、智恵熱とよばれたようです。すべての発熱にはかならず何か原因があると考えて、子どもの全身を観察をしたり、様子をみてあげましょう。