病気から子どもを守る

監修:聖路加国際病院 小児総合医療センター 細谷亮太 先生
子どもの病気、大人とのちがい

子どもの病気は大人とどうちがうのでしょうか?子どもの病気の特徴を知って、日ごろから健康状態に気をつけてあげましょう。

特徴1. 子どもは病気にかかりやすい

大人とちがい、病気と戦う力(免疫力)が弱い子どもは、病気にかかりやすいもの。特に、お母さんからもらった免疫がなくなる生後6か月を過ぎたあたりから病気にかかりやすく、保育所などでほかの子どもと接する機会が多い子ほど、病気をもらう機会も増えます。重大な病気(細菌性髄膜炎など)は生まれてすぐ、3か月から2歳までが大変多く、5歳ごろまでかかることがあります。

特徴2. 症状の変化がはげしい

子どもは大人とくらべてからだの調節機能が未熟なので、体温もうまく調節できません。そのため、急に高熱になったり、一気に熱が下がったりと症状の変化がはげしいのも特徴です。

特徴3. 合併症を起こしやすい

子どもは免疫力が弱いので、ウイルス性の軽いかぜなどがひきがねになってヒブ菌や肺炎球菌による髄膜炎などの合併症をおこすこともあります。

特徴4. 自分の状態をうまく伝えられない

子どもは体調や気分が悪くてもうまく言葉で伝えることができません。とはいえ、ぐずったり、泣いたり、食欲がなかったりと、何かしらのサインを出しているもの。お母さん・お父さんは子どもの体温をはじめ、機嫌や行動、顔色、からだの状態(ブツブツが出ていないか)など、日ごろからよく観察することが大切です。
川崎病で見られる、目やくちびるが赤くなったり、発疹が出るといった症状は、お母さん方がよく観察することで早めに見つかりますので、この病気の早期診断に結びつきます。