赤ちゃんはお母さんから一部の病気にかからないための免疫(抵抗力)をもらって生まれてきます。一方、生後3か月くらいまでは自分で病気をやっつける力がもっとも未熟で、いちばん弱くデリケートな状態です。
この時期は、人ごみの多い場所や、たくさんの人(特に子ども)と接することはなるべくひかえるようにしましょう。
細菌性髄膜炎を引き起こす細菌や百日せき菌に対するお母さんからもらった免疫は生後2~3か月までに消えてしまいます。
子どもの成長と病気の関係
監修:聖路加国際病院 小児総合医療センター 細谷亮太 先生


お母さんから免疫をもらっているといっても、この時期の赤ちゃんがまったく病気にならないということではありません。なぜなら、お母さんからもらう免疫は、もともとお母さんがもっていたものだけで、すべての病気をカバーしているわけではないからです。
生後3か月以内の赤ちゃんが発熱したときは、すぐに病院へ行きましょう。この時期にお子さんを保育所にあずける場合は、細菌などによる病気にかかりやすくなるので、積極的に予防接種(ワクチン)を接種しましょう。
【定期接種】 ※決められた期間内であれば費用は国などが負担
【任意接種】 ※費用は自己負担(地方自治体によっては費用助成が受けられるワクチンがあります)
- ・ ヒブワクチン(生後2か月から)
- ・ 小児用肺炎球菌ワクチン(生後2か月から)
- ・ B型肝炎(生まれてすぐから。また一部の人は健康保険が適用になります)
※予防接種について、くわしくは「予防接種はお母さん・お父さんの味方」へ
母乳には、赤ちゃんに必要な栄養がバランスよくたっぷりと含まれていて、母乳からもお母さんのもつ免疫が赤ちゃんに与えられます。特に、出産後すぐに出る「初乳(しょにゅう)」は、赤ちゃんを病気から守るはたらきが高いので、ぜひ飲ませてあげるようにしましょう。
母乳育児は、親子関係を含めて大切で、世界中で推進されています。しかし、母乳を飲ませていれば赤ちゃんが病気をしないというわけではないので、過信は禁物です。






